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放射線部門

当院の放射線部門の紹介です。

Radiology

このページの目次

はじめに

当部門は、エックス線等を利用して人体から得られた情報を画像化し、各診療科に提供しております。
日常業務は一般撮影、CT、MRI、RIなどの業務ごとに診療放射線技師10名がローテーションを組んで各業務についています。
また時間外の緊急検査にも対応できるように交代で日当直業務にあたっております。
それでは、簡単ですが当部門の検査を紹介いたします。

CT検査

CT装置はエックス線を利用して人体の断面像を撮影します。検査の目的に合わせて、撮影された画像から、体内の血管や骨折を分かりやすくする為の3D処理も行われています。

MRI検査

MRIとは、磁石と電波を利用してコンピューター処理により人体の断面像を撮る検査です。CT検査と違ってX線を使用しないため被ばくの心配が有りませんが、ペースメーカーなど体内金属のある方は検査ができない場合があります。人体に不慮の影響が出ないよう、検査の前には入念な問診を行わせていただきます。

RI検査

RI検査では微量のラジオアイソトープ(放射性同位元素)を含む検査用の薬を注射したり飲んだりして、ガンマカメラと呼ばれる検査機器で検査薬の集まり具合を測定し、シンチグラフィと呼ばれる画像にします。カメラでは、必要に応じて様々な角度から画像を取得します。他の画像検査と異なり、体内に分布した検査薬の位置や量によって、目的部位の機能や代謝を画像として見ることができます。認知症の評価や、心機能の評価など様々な目的で行われる検査です。

一般X線撮影

このような検査室が2室あります。世間一般にレントゲン検査と呼ばれるものです。最新のフラットパネルディテクタ(FPD)を使用しているため、従来のフィルムを用いた撮影より被ばく量が少なく、また検査時間も短縮されています。

乳房X線撮影(マンモグラフィ)

乳房をできるだけ圧迫することにより、乳腺に隠れた微細な病巣部を発見することが出来ます。痛みが強く感じられた際は、遠慮なく担当技師にお声がけください。検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師が撮影します。

骨密度測定

腰椎・大腿骨に、2種類のエネルギーX線を照射することにより骨密度を測定します。骨粗しょう症や骨折危険度の予知・予防に有用です。

X線TV検査

X線TV室は3室あります。消化器領域(胃・十二指腸、小腸大腸、胆嚢胆管・膵管の造影検査)や整形外科領域(脊髄腔・関節腔の造影や神経根ブロック)の検査や治療が行われます。トモシンセシスと呼ばれる断層画像が撮影できるほか、全身の脊椎を一度に撮影する長尺撮影も可能です。

血管造影

血管撮影は人体の各部の血管の形状や血液の流れを観察し、また必要に応じて治療を目的とする検査です。現在は常勤の循環器科医師のもと、心臓カテーテル検査や治療、ペースメーカー埋め込みなどを行っています。

その他

当部門で担当する検査は他にもございますので、その一部をご紹介します。

パノラマ撮影・・・歯・下顎・上顎・顎関節を撮影する検査です。
セファロ撮影・・・矯正歯科治療で必要な検査です。
ポータブル撮影・・病棟に出向いて撮影します。
術中透視・・・手術室でX線透視を行います。骨折部の確認などに用います。

ほか、医療機器共同利用施設からの受託検査を承っております。

当科は積極的に勉強会や学会への参加を推奨しており、個々のレベルアップに適した環境になっております。

新しいスタッフへの教育も熱心に行っており、放射線科から当院を盛り上げていく気概を持っています。