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院長あいさつ

当院院長 小松田敦よりご挨拶申し上げます。

Greeting by director


院長 小松田 敦(こまつだ あつし)

 私は秋田大学医学部を卒業し、同大第3内科学講座に入局しました。大学では医局の専門分野である血液、腎臓、膠原病、内分泌、感染症の他、その他の消化器内科、循環器、神経内科など、総合内科的な教育を受けました。その後、腎臓病、膠原病の専門領域のトレーニングを受けました。令和2年に当院へ赴任し、現在は主に内科全般と透析を含む腎センターの診療にあたっています。

 当院の歴史は昭和8年設立の雄勝医療購買組合にはじまります。以来時代の要請に伴い規模を拡大しながら、湯沢雄勝地域の中核病院としての役割を果たしてきました。平成17年には豊かな自然に囲まれた立地の山田地区に移転しましたが、変わりない使命を果たすべく職員一同励んでおります。

 当院が担う役割は多く、救急医療やがんの診療をはじめとし、あらゆる疾患の一次、二次医療を受け持っています。救急告示病院や地域災害拠点病院、地域がん診療病院の指定を受け、それに見合うべく最新の設備と医療機器を整備し対応しております。腹腔鏡・胸腔鏡手術などの先端治療も積極的に取り入れています。また、臨床研修病院や各種学会修練の指定施設ともなっており、次代の医療を担う医師を養成する任務も与えられています。そのため若い医師も多く所属しています。

 職員の資質も病院の重要な要素です。特に医療安全や感染対策、そして接遇においても研修体制を充実させ職員全員の教育に力を注いでいます。特に安心・安全な医療を提供するためには万全の体制造りに取り組んでいます。専従の安全管理者を配置した医療安全対策室を中心に、職員のリスクマネージメントに関する意識を高めるための研修を定期的に開催し、医療に対する疑問や不安を持たれた患者さんや御家族に対しては患者相談窓口を設けて応対しています。さらにがんに関わるあらゆる相談に答えるためがん相談支援センターを設け、がんになった患者さんや御家族の支援を行っています。

 患者さんが退院された後のケアも重要であり、特に高齢者の多い当地域では福祉サービスも含めた緊密な連携が必要です。これについては、専従看護師を配属している退院調整室が中心になり、患者さんと御家族および病院関係者、かかりつけ医、ケアマネジャー、介護施設職員などが集まり、退院支援のためのカンファレンスも行っています。訪問診療の充実も図っています。

 医療の地域偏在が叫ばれて久しいですが、当地域も医療過疎地域です。そのため当院と地域の医療機関との連携が不可欠です。当院では医療連携室を開設し、その任に当たっています。医師会の御協力により当地域では非常に良好な連携が築かれており、地域医療の礎となっています。

 最後に、地域の皆様に貢献できますよう病院運営に努力致す所存でございます。今後とも引き続き御指導と御協力の程、謹んでお願い申し上げます。